高校中退カメラマンに聞いてみた

株式会社GOOODCREW(グッドクルー)のカメラマンに聞いてみた01

2020年の1月にグッドクルーの新しい仲間になったカメラマン櫻井将士。すでにグッドクルーの一員になって6ヶ月以上が経ちます。まだまだカメラマン櫻井のことを知らない方も多いため、ご紹介がてら本人にインタビューをしていこうと思います。

なんでカメラマンになろうと思ったの?

いきなりですが、高校中退したんですか?

はい、いきなりですね(笑)。新しくグッドクルーの仲間になったカメラマンの櫻井将士です。
高校中退の説明がてら自己紹介をさせていただきますと、1982年に斎藤道三の居城であった難攻不落と言われた岐阜城の城下町で生まれ育ちました。最近は「麒麟が来る」とコロナウイルスの影響で観光客の数は、行って来いの、通常通りだという岐阜市です。

さっきの質問でもありましたが、高校を半年で中退してから就職しても長続きせずに、ダメダメな生活を送っていました。そんな19歳の頃、初めて一眼レフカメラを持ったんですが、何を血迷ったか「旅をしながら写真を売る」という決意表明をしていました。今の時代だったら「旅をしながらユーチューバーになる!」と言ってそうな若者でしたね(笑)。
そんな安易な発想で、所持金一万円とカメラだけを持ち、自転車で岐阜から沖縄に向かっていきました。詳しく話すと朝になってしまうので割愛しますが、結果的にはたくさんの親切な人に助けられながら運良く沖縄にはたどり着けました。

グッドクルー前の櫻井将士について

どうやってカメラマンになったんですか?

さっきの「旅行をしながら写真を売る」という夢はもちろん果たせぬまま沖縄から帰ってくるのですが、写真への熱は冷めませんでした。岐阜に帰ってから改めて真面目に写真を勉強しようと思ったわけです。まずは岐阜のスタジオで写真の基礎を学びました。それからもっと高いレベルの仕事がしたくなって上京することにしました。上京後はイイノ・メディアプロに入社し、スタジオアシスタントを1年やりましたね。

フリーになってアフリカを巡って写真を撮る櫻井将士

撮影スタジオの後はどんなことをやりましたか?

今思うと無謀だったのかもしれませんが、スタジオを退社した後、27歳でフリーランスとして独立をしました。何を勘違いしたのか根拠のない自信でイケるな!と思ったんでしょうね(笑)。

自由になった事だしとりあえずアフリカに写真を撮りに行こう!!といって、仕事とは関係のない写真を撮りに行きました(笑)。アフリカで撮った写真をブックにまとめて色々な人に見せに行きました。どこかに向けて作ったわけでもない、あまりにも的はずれなポートフォリオでしたが、運良く雑誌社が私を使ってくれました。雑誌のRIDDIM、ソトコト、旅学、WOOFINなど、未熟ながらも色々と経験させていただきました。その頃は音楽関係にも憧れライブ撮影やアー写、ジャケ写も撮影しました。

また、料理写真や会社案内など、とにかく何でも吸収したい一心で様々なトライをさせていただきました。全ての面であまりにも未熟だった私にお仕事を依頼された方々には本当に感謝しかありません。

なぜグッドクルーにジョインしたのか

そもそものきっかけを教えてください

アルバイトもしながら何とか食いつないでいた独立当初、友人の縁で飲食店のメニューを撮影させてもらう事になりました。そこでメニューのデザイン構成をしていたのが代表の神田でした。当時は神田も独立したてで、その頃から10年以上、一緒に仕事をしてきました。お互いに仕事を通して苦労や成長を見てきたのですが、当時から経営者・ディレクターとしての神田から学ぶことが多かったのを覚えています。
また、司馬遼太郎のファンだけあってズルい事はしない私欲に駆られない信用の出来る男だなと思いました。

なぜ一緒にやろうと思ったのですか?

僕自身、写真を通して新しい価値を生み出したいという気持ちが強く、1年前に「家の思い出アルバム」というプロジェクトをやろうと考えていました。引っ越しや家の解体などで家から離れる方に対して「家の思い出」をアルバムにする、という新サービスです。そこで「新規事業の立ち上げサポート」を行っていたグッドクルー神田に相談をし、新サービスの立ち上げをサポートしてもらうこととなりました。
実際にネーミングやサービス内容から一緒に考えてもらい、簡単なチラシを作り、市場でニーズがあるかどうかのテストマーケティングを神田の勧めで行いました。実際には自分が思っていたよりもニーズが小さく事業としては成立しないと感じ、立ち上げをやめることになりました。ですが、「一緒にビジネスを行う」ことの経験から、もっと身近で一緒に仕事をしたいと思うようになり、撮影部のなかったGOOODCREWで令和元年、撮影部を立ち上げることになりました。

スコッチと写真集が趣味

これからのグッドクルーの撮影サービスについて

グッドクルー撮影部としてどんな価値を生み出したいと思っていますか?

写真や映像を仕事にしていますが写真集を読むのが好きで、趣味は「大好きなスコッチを飲みながら大好きなフォトグラファーの写真集」読むことです。写真には人の感情を揺り動かしたり、記憶を呼び覚ましたりするパワーがあると思っていますし、僕自身そういった写真や動画を撮りたいと思っています。
そういった意味でも、「グッと来る」が由来のグッドクルーの撮影部として、「広告的ではない感情を動かすエモーショナルな絵」を作り、お客様のビジネスの中で活用いただきたいと考えています。

今後どんなことにチャレンジしていきたいですか?

スマートフォンをみんなが持つようになり、次には5Gの時代が到来します。今よりも更に「動画」が当たり前の世の中になってきます。今でもすでにドローンやムービー撮影は行っていますが、外部パートナーとのチーム体制強化も含め、よりお客様の想いが伝わる動画作りを目指していきたいと思っています。