Thinking,
Own Project

2021.01.04

2021年の所信表明

皆様、新年明けましておめでとうございます。2021年もどうぞよろしくお願いします。
2020年はコロナで世の中が大きく様変わりし、WEBマーケティング業界においても大きく変化した一年となりました。本エントリーは、そんな状況下で弊社のような小規模のWEB制作会社が何を考えているのか知っていただくために公開しました。

K.Kanda

2020年の振り返り

昨年は「会社組織の強化」がテーマでした。2020年の所信表明にも書きましたが、2020年初頭は以下のことに取り組む方針でした。

2020年の方針

  • 制作スタッフの増員
  • ワークフローの改善
  •  マーケティング・セールスの強化
  •  動画制作体制の強化
  • 写真撮影・ドローン撮影の業務開始

実際にどのような成果が出たのか、振り返って見ていきたいと思います。

制作スタッフの増員計画の結果は?

8月にWEBディレクター、9月にデザイナーが1名ずつ仲間になってくれました。私たちのサービス提供の考え方として「生産ライン」というものが基本にあります。WEB制作会社で生産ラインというのは唐突かもしれませんが、WEBサイト制作は「知財の製造業」だと考えています。製造業である以上、生産ラインをいかに効率よく回していくか?がポイントとなってきます。グッドクルーの生産ラインは機械ではなく「人材」が中心となります。「グッドクルーが追求するクオリティ」を実現するために必要な人材を採用することで、より質の高いサービスを提供することが出来ました。また、弱みだった「システム開発」の生産ライン強化のため、システム開発会社と業務提携を行いました。

ワークフローの改善の結果は?

システム開発会社との業務提携で「システム」への知見が深まった結果、「ワークフローの改善」をシステム開発という観点から見直すことが出来ました。グッドクルーのワークフローを「業務システム」として捉え、スタッフを「ユーザー」として捉え、ノウハウや知識、情報や時間を「データベース」として捉え、UXの最適化を考えるようになりました。現在は、ワークフローのブラッシュアップ、業務基幹システムの変更、ファイル管理ルールのブラッシュアップを進めています。

マーケティング・セールスの強化の結果は?

当初考えていた“強化”の方法は、「マーケティング・セールスの自動化」です。しかし「自動化のための課題発見」までしか進みませんでした。計画通りには行きませんでしたが結果的に良い方向に進みました。2020年は会社のことを考える時間が増えたことで、よりレイヤーの高いマーケティング(Product/Price/Place/Promotion)について再検討することが出来ました。多くのWEB制作会社の本質的な課題は「フロー型のサービス」であることです。それを「ストック型のサービス」へ転換する契機となりました。

動画制作体制の強化の結果は?

2020年初頭に、5Gへの期待やWEBマーケティングへのシフトから、動画への需要が高まることを想定しカメラマン櫻井を中心に動画制作体制の強化を決めました。しかし現実は予想以上の変化でした。コロナ禍でデジタルシフトが急加速し、動画の需要が一気に伸びました。スチール需要は減りその間に櫻井が動画・編集ができるようになり、動画機材も揃えることが出来ました。また、外部パートナーを増やすことで動画ディレクターも兼任する猿渡を中心に、より質の高い動画サービスを提供できる体制ができつつあります。

写真撮影・ドローン撮影の業務開始の結果は?

サービス提供に必要なフローの構築を行い、無事にスタートすることが出来ました。おかげさまで安定して成長していますが、同時に様々な課題も見えてきました。2021年は課題の改善と提案力のさらなる強化に取り組みたいと考えています。

2021年の戦略

時代は大きな転換期を迎えています。激動の中、強いものが残る時代ではなく、変化し続けていくものが残る時代へと突入しています。また、その中で「変わらない価値」が持つ重要性も増しています。WEBマーケティング業界は現在「コンテンツ」が隆盛期を迎えつつありますが、再び「ブランド」の時代が来るだろうと考えています。理由は主に3つです。

  • コンテンツはコピーされやすいため、誰もが似たようなことを発信する
  • そのため「何を発信しているか?」ではなく「誰が発信しているか?」が重要になる
  • 結果、自分たちが「何者」であるか?を考え出す

自分たちが何者なのか?を問うこと、それはブランディングそのものです。今まさにブランディングが必要だと現場の肌感覚で感じます。ただし、ここ数年はコンテンツの時代は続くと考えられます。

グッドクルーの今年のテーマは大きく分けて3つです。

  • ブランディング開発力の強化
  • コンテンツ開発力の強化
  • ワークフローの強化

ブランディング開発力の強化

グッドクルーという社名は「グッと来る」というダジャレから来ています。心にグッと来るためにも初心に立ち戻り、ブランディング開発力を強化していきます。まずはスタッフのブランドマネージャー資格取得から進めていく予定です。

コンテンツ開発力の強化

昨年から体制を強化してきたコンテンツ開発チームですが、今年はさらに精度の高いコンテンツが生み出せること、そしてPDCAをしっかり回せることの2つの課題に着手していこうと考えています。また合わせてライターの採用も検討しています。

ワークフローの強化

ワークフロー強化における隠れテーマは「車輪の再発明をしない」でした。ゼロから構築することも重要なことですが、会社として一定の成果を出し続けるために、すべての作業工程においてマニュアルやテンプレートを用意することを目指しています。現在グッドクルーのワークフローは44の作業工程に分かれています。昨年までに40種以上のマニュアル・テンプレートをまとめることが出来ました。マニュアル・テンプレート作りには多大な時間がかかりますが、今後グッドクルーのコアコンピタンスになっていくと信じています。

まとめ

グッドクルーでは朝礼・終礼を大事にしています。ITに携わるチームですがアナログのコミュニケーションを重要視しています。それは前述の通り、わたしたち自身を「生産ライン」だと捉えているからです。ラインが止まっていないか?どうすればもっと生産品質が上がるか?無理な稼働になっていないか?朝礼・終礼の中で日々PDCAを回しています。人を生産ラインに見立てるのはドライな捉え方ですが、なるべく短い時間で、より品質が高いモノを作ることが、わたしたち自身にもお客様にも関わる全ての人たちにも幸せなことだと考えています。グッドクルーは本年もより良い価値をお客様へ提供できるように、一歩一歩成長していきます。どうぞ2021年もよろしくお願い致します!

Keisuke Kanda

GOOODCREW inc. Producer / Keisuke Kanda

神田京介

GOOODCREW inc. Producer / Keisuke Kanda

国境の島生まれ。メディア発デビューは、8歳の頃。海で溺れるも姉がそれをネタに新聞に投稿し見事写真付きで掲載。AVクラブ(というエロくないレンタルビデオ屋)、雀荘の夜シフト、広告代理店丁稚、素人偽編集長、酒の弱いバーテン、企画書をひたすら作る人、などを経て、難しいことをなるべく簡単にする仕事を頑張っています。良い人そうって思われてそうですが、外面は結構良い人だと思います。

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